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知る・学ぶ

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ライフスタイルWeekにおける気づきと学び

多文化と創造性が交差する展示会見学

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2025年7月4日、岩本ゼミの活動の一環として、東京ビッグサイトで開催された「第20回ライフスタイルWeek」に参加した。この展示会では、生活雑貨、文具、エコ商品など、さまざまな分野の会社が出展しており、そのうちの約3分の1は中国からの製造業者であった。どの会社の担当者も非常に親切で、商品の説明も丁寧に行っており、試作品などをプレゼントしてくれる場面もあった。
特に印象的だったのが、「光るやつ」と書かれた発光アイテムである。この商品は柔らかく壊れにくい素材で作られており、好きな長さに切って使用できるのが特徴だ。実際にデータケーブルの先端に取り付けてみると、光って目立つため、日常的によく紛失してしまう小物にも活用できそうだと感じた。身近な不便さから着想を得て作られた点が非常に興味深かった。
また、コーヒーかすを再利用して作られた「猫砂」も印象に残った。説明によると「この猫砂は食べられる」とのことで、実際に少し試してみたところ、特に味は感じなかったが、口の中にわずかに残る感覚があった。この会社は、コーヒーの栽培から製品化、回収までを一貫して行う循環型ビジネスモデルを採用しており、サステナビリティへの意識が高い点にも感心させられた。
さらに、韓国からの出展も多く、香りをテーマにした製品が印象的であった。特に、紙のように薄い「香片(こうへん)」という製品は独自性があり、火をつけると約8時間香りが持続し、部屋全体をやわらかく包み込むような雰囲気を作り出していた。また、この香片は裂いて密封袋に戻すことで再利用も可能であり、実用性と経済性を兼ね備えていると感じた。
今回の展示会では、さまざまな国や会社の個性的な商品に触れ、ものづくりの面白さとその可能性を実感することができた。特に、日常生活の不便さから生まれたアイデア商品や、環境に配慮した再利用の工夫には強く惹かれた。また、会社の担当者と直接話すことで、商品に込められた思いや背景を知ることができ、単なる見学にとどまらない深い学びを得ることができた。いろいろなものを見たりして視野が広がり、今後の学習や卒業研究にも活かせる非常に有意義な経験となったと思う。

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